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2020.09.14

家族婚・少人数結婚式

和装で少人数結婚式をするなら!費用〜コーディネートまで徹底解剖



ご家族・ご親族と過ごす少人数結婚式。

少人数結婚式を挙げる理由として一番にあげられるのが

○ゲストとゆっくりお話しできるから

次いで

○両親に花嫁姿を見せたかったから

という理由があります。

ご両親が喜ぶ衣装=和装、ということで

少人数結婚式の新郎新婦には和装も高い支持を受けているようです。

そこで本日は和装で少人数結婚式を挙げようと思っている新郎新婦に費用から和装のコーディネートまでお役立ち情報をご紹介いたします。


目次

少人数結婚式で着る和装の種類と選ぶポイントを知ろう!

結婚式で新郎新婦が着用する和装ってどんな種類があるの?少人数結婚式でお色直しがしたい場合には何を着ればいいの?一日一着の和装で過ごしたい時には何を着ればいいの?など和装の種類と選ぶポイントをご紹介していきます。

和装の挙式で不動の人気を誇る”白無垢”

少人数結婚式の挙式を和装であげたい花嫁の支持率No.1なのが”白無垢”。

ちなみに”白無垢”お呼ばれるのは帯や小物、着物に施された刺繍まで全部真っ白なものをいいます。刺繍が金色や銀色だったりするのは”白打掛”と言います。

この白無垢は未婚女性の和装の中でいちばん格の高い衣装なんです。ですから式はきっちり厳かに、と希望する場合には真っ白な白無垢が良いと思います。

神社などで行う場合には、挙式の時だけ文金高島田のかつらに綿帽子や角隠しなどを合わせてより格式高く装うことも出来ます。洋髪につけられる綿帽子もありますから、白無垢は意外とコーディネートのバリエーションが多いいのです。

伝統的な日本の花嫁衣装なので少人数結婚式で親御様に”花嫁姿を見せたい”というのでしたら一番にオススメする衣装です。

お色直しも和装でしたい!なら”色打掛”

とはいえ、挙式では一番人気の白無垢も披露宴(ご会食会)ではもう少し華やかな雰囲気にお色直しをしたい!という花嫁さんも多いはずです。

でも、せっかくゲストの皆様とゆっくりお話しできるのが魅力の少人数結婚式ですから出来るだけ皆様をお待たせせずにお色無しを進めたいものですよね。

そこでオススメしたい衣装が”色打掛”

基本的にはいちばん上の着物を架け替えるだけのお色直しなので時間も短いのです。ですが金糸銀糸のおめでたい柄の刺繍や織りの豪華絢爛度合いは半端なくて、一瞬のうちに華やかな花嫁に早変わりです!白無垢からのお色直しなら是非色打掛で。

一日一着で過ごす派の花嫁にオススメ”引き振袖”

身内だけの少人数結婚式だからお色直しは考えてない、お気に入りの衣装で1日過ごしたい!という一日一着で過ごす派の花嫁さんには”引き振り袖”をおすすめします。

白無垢や色打掛との違いでおすすめポイントは

1)帯結びが見えるように着付けるので帯や小物のコーディネートも楽しめる。

2)衣装が軽いのでゲストの席に移動したりするときにとてもラク。

白無垢や色打掛は”掛下”と呼ばれる着物を着て、その上に打掛を着るのです。つまり、引き振袖の上に一枚打掛を羽織っているのと同じなんです。特に色打掛と比べて引き振袖はとても軽く感じると思います。少人数結婚式だからゲストへのおもてなしにテーブルに移動してお酌をしたりする時にも身軽に動けると思います。

3)引き振袖は一着で過ごせることから、リーズナブル。

価格的には、色打掛>引き振袖>白無垢の順。(あくまで一般的に)

となりますが、大抵の場合白無垢で挙式、色打掛で披露宴となりますから、白無垢+色打掛>引き振袖となります。

衣装の格的には、白無垢>色打掛>引き振袖の順です。

ただし、白無垢から引き振袖へのお色直しには着付けの方法が違うので時間もかかり、料金も高くなります。

この点、注意が必要です。

新郎が着る和装衣装の代表格”紋付袴”

花嫁衣装で一番格の高い衣装が”白無垢”なら、花婿の一番格の高い衣装は”紋付袴”です。

着物(長着)を着て、袴を着ます。そして、紋付の羽織を着るのが紋付袴。

(長着の方にも紋はついております)

ですから正式には紋付羽織袴といいます。

和装の結婚式で花婿が着る紋付袴は、

○黒の無地に5つの紋がついた羽織と着物(長着)

○縞織りの仙台平(せんだいひら)

○羽織紐は白。

これが男性の第一礼装になります。

神社で行う挙式では花嫁の白無垢に合わせて花婿はこの紋付羽織袴でビシッとキメてください。

<もしお色直しするなら…>

色付きの紋付袴があります。花嫁の着物の色とコーディネートした色の紋付袴で少しカジュアル感を出しつつ花婿らしい衣装の格もキープできて良いと思います。

和装衣装別でレンタル費用の相場を知ろう!

先程も少しご紹介しましたが結婚式で着る花嫁の和装衣装を価格順に並べると、色打掛>引き振袖>白無垢の順になります。(あくまで一般的に)

そこで、花婿の衣装である紋付袴と組み合わせてレンタルした場合のそれぞれのレンタル費用をざっくりとご紹介していきます。

白無垢+紋付袴のレンタル費用ざっくり

少人数結婚式和装プランでは

白無垢150,000円+紋付袴60,000円=合計210,000円が→130,000円

白無垢一着でレンタルしてもらうよりリーズナブル。しかも、大抵の場合はプランオーバーがないのでとても良心的。

少人数結婚式でご両親が一番見たい白無垢姿。

この価格なら”和装衣装は高い”と敬遠しがちな花嫁さんにも安心していただけます。

色打掛+紋付袴のレンタル費用ざっくり

花嫁の和装衣装の中で一番高い(高価な)色打掛。

ではレンタル費用はどうでしょうか。

少人数結婚式和装プランでは

色打掛300,000円+紋付袴60,000円=合計360,000円が→220,000円

セットにすることで140,000円もリーズナブルになっています。

ちなみに、

白無垢から色打掛にお色直しがしたい!

という花嫁さん向けのプランでは

白無垢150,000円 +色打掛350,000円+紋付袴60,000円=合計560,000円→250,000円

310,000円マイナス!

セットにすればするほどどんどんリーズナブルになっていきます。

和装衣装のレンタルはセットがお得、です。

引き振袖+紋付袴のレンタル費用ざっくり

さて、お色直しなし、一日一着派の花嫁さんにおすすめなのがこのプラン。

引き振袖250,000円+紋付袴60,000円=合計310,000円が→220,000円

こちらも引き振袖一着をレンタルするよりリーズナブルな良心価格。

引き振袖は挙式にも披露宴(会食会)にも着れますから

少人数結婚式で一着だけで過ごすならこのプランが絶対オススメです!

和装衣装に合わせる小物の種類を知ろう!

ここまで花嫁の和装衣装を中心にお伝えしてきましたが、実は衣装だけでは和装の花嫁にはならないのです。

和装の花嫁だけがつける”和装小物”が必要なのです。

”和装小物”には江戸時代の武家社会の名残と言えるものが多く、それぞれに幸せを願った意味が込められています。

ここでは花嫁の和装衣装に合わせる小物と伝わる意味についてご紹介していきます。

魔除けのお守り”懐剣(かいけん)”

江戸時代、武家の女性は護身用に帯に短剣を挟んでいました。

「自分の身を護るため」といざというときには「自害も辞さない」ためです。

武家に嫁ぐ時にはそのくらいの覚悟で嫁いだことから花嫁道具のひとつとされていました。

懐剣(かいけん)は懐(ふところ)の剣(つるぎ)の文字通り胸元ちかくに入れます。

もちろん、現代の懐剣に劔は入っていませんが、

懐剣が守り刀であったことから”魔除けのお守り”としての意味が受け継がれており、花嫁の幸せを願う意味でもなくてはならない小物です。

懐剣に込められた意味を継いで、

ご結婚式のお支度後に花嫁のお母様より娘の無事を願う儀式として懐剣の儀を取り入れてみるのもいいかもしれません。

江戸時代のお化粧ポーチ”筥迫(はこせこ)”

筥迫(はこせこ)は江戸時代、限られた武家の上流社会の女性たちがかんざしや紅などを入れる小物入れとして用いていたと言われる、現代でいうお化粧ポーチです。

筥迫は豪華な布で作られた箱型の小物入れで懐中に入れます。

江戸時代の女性たちが上流社会の美しい女性に憧れて、花嫁のもつ道具の一つとして広まり、”いつまでも美しく身だしなみを整える道具”としての意味が受け継がれた和装小物の一つです。

現代の花嫁小物としての筥迫にはかんざしや紅は入れませんが、

人前式でも取り入れられる筥迫の儀は、

花嫁のお母様から娘にあてたお手紙を筥迫に入れて懐中に忍ばせる、という奥ゆかしい演出として人気があります。

おめでたい席の必需品”末広(すえひろ)”

末広(すえひろ)は扇子のことで、広げると手元から先に向かって広がることから、幸せが末広がり→末広(すえひろ)と呼ばれています。祝儀にはかかせない小物のひとつです。

お祝いの席では花嫁だけに限らず末広を持ちますが、長い房のついたものは花嫁だけのもの。

白無垢や着物の色と房をコーディネートして合わせます。

花嫁の着付けでは末広も懐剣や筥迫と同じように懐に入れて装飾しますが、間違えちゃいけないのがその使い方。

記念写真撮影の時、新郎新婦が入場して皆様と向き合ってご挨拶する時、懐から取り出して自分の前で持ち直します。

自分と相手との間に末広で境をつくり相手を敬うための作法です。敬意を示すために末広を用います。

ですから、末広が末広がりでおめでたいからといって、決して広げてパタパタ仰ぐのはおやめくださいませ(笑)

レンタルに含まれている小物と自分で用意する小物

さて、花嫁衣装に合わせる小物についてご紹介してきましたが、これらの小物はレンタル費用に含まれているの?とご心配になる方もいるはずです。

ご安心ください。

ご紹介しているレンタル衣装の中にはこれらは全て含まれています。

レンタル衣装の料金と別に費用はかかりません。

また花嫁花婿着付けに必要な小物も全て着付けに含んでいますから安心ください。

では、レンタル衣装の費用の中に含まれていない小物とは?

=肌に直接つけていただく物はご自身で揃えていただきます。

例えば肌襦袢や裾除けや足袋です。

着物になれない現代では肌襦袢(はだじゅばん)というと着物の一部のように思いがちですが、これは直接肌につけていただくお下着ですからご自身で揃えてくださいね。

「どこで購入したらいいのかわからない、」

という方のために簡単にご購入いただける着物肌着の用意もあります。

髪の長さ別でご紹介!和装に合う髪型・ヘアアレンジ

少人数で行う結婚式が決まって式当日までの期間、髪をカットしていいのか、ヘアカラーはしてもいいのかなど悩みますよね。

ここでは髪の長さ別で和装に合うヘアアレンジをご紹介していきます。

ご自分も髪の長さで出来るヘアスタイルのご参考にもなると思いますし、ご結婚式までの期間、ご自身の行きつけの美容院にお願いするヘアスタイル注意事項などのご参考にもなると思います。

ロングヘアの花嫁に是非挑戦してもらいたいヘアアレンジ!【新日本髪】

ロングヘアの花嫁にしかできない髪型、ということで是非挑戦していただきたいのが「新日本髪」

日本髪は白無垢や色打掛、引振袖など花嫁衣装にしか合わせられない、まさに”一生に一度の”髪型。

ご自身の髪で結い上げる地毛結いもロングヘアだからこそ出来るヘアアレンジです。

背中くらいまでの髪の長さで結えますが、むしろ長さより毛量の方が重要です。当然ですが少ない毛量より多い方が綺麗に結えますので結婚式までの期間は出来るだけレイヤーを入れないように美容師さんにカットしてもらってくださいね。

ヘアカラーは真っ黒より少しだけ明るめの色の方が生え際も軽く仕上がると思います。

ご参考になさってください。

ミディアムヘアならアレンジ自在!【和装洋髪アレンジ】

ミディアムヘアの花嫁は基本アレンジ自在。アップにまとめても大きくなりすぎないので和装の洋髪アレンジには一番ぴったりの髪の長さです。

和装のヘアアレンジというと少しおとなし目のイメージがありますが、挙式はともかくお色直しでは華やかさも欲しいですよね。そんな時には

前髪を上げて大きなお花をつけるとお顔周りも華やかになってインパクトも絶大です。

もう少し落ち着いた大人のヘアスタイルがご希望の場合はまとめ髪を気持ちしためにすると○。髪飾りは多めにしてくださいね。

ご結婚式までの期間、行きつけの美容院のスタイリストさんにハイライトのヘアカラーをお顔周りに入れてもらってもいいと思います。

(個人的なオススメですが。)

ふんわりヘア&装花でショートヘアの花嫁が似合う【和モダンアレンジ】

和装結婚式の場合、ショートヘアのヘアアレンジはカツラしかない?と思って和装を諦めたりしていませんか?

実はショートヘアこそふんわりした時にボリュームが生かせるんです!

カーラーで巻いて逆毛を立てれば軽やかなふんわりヘアが完成。ショートだから髪の流れも作りやすく「和モダン」なイメージに仕上がりますよ。

もちろんおかつらもおすすめではありますが、もっと変化のあるヘアスタイルを楽しみたいショートヘアの和装花嫁さんには、「和モダン」ヘアアレンジがおすすめです。

画像で紹介!和装に合うヘアスタイル&髪飾りコーディネート例

髪の長さ別で似合う和装花嫁の髪型をご紹介してきましたが、今度はそれぞれの和装衣装別で合うヘアスタイルや髪飾りのコーディネートを画像でご紹介したいと思います。大人数の結婚式ではなくてゲストと距離の近い少人数結婚式で和装に合うヘアスタイルやコーディネートを中心です。

和装で少人数結婚式を考えているプレ花嫁さん、是非ご参考になさってください。

白無垢+かつら+綿帽子のコーディネート例

和装花嫁の憧れ、王道中の王道、白無垢+かつら+綿帽子。

かつらだと綿帽子のラインが綺麗に整います。大人っぽくコーディネートするなら、懐剣も筥迫も末広の房も全部真っ白で。

白無垢+新日本髪+髪飾りのコーディネート例

白無垢でも少し可愛いイメージやオシャレ感を演出したいなら、襟や小物に赤色のアクセントを持ってくると○。

ご自身の髪で結う新日本髪なら、かつらより自然な感じが演出できると思います。

つまみ細工の下りのついたかんざしと合わせると”可愛い白無垢”のコーディネートが完成です!

色打掛+洋髪+ヘア装花のコーディネート例

色打掛はお色直しで着ることが多い和装衣装ですから、コーディネートにも挙式の時の衣装とはまた一味違った華やかさが欲しいところです。

同時にせっかくの少人数結婚式ですからお料理も楽しみたいところ。洋髪ヘアでふんわりと軽やかにまとめつつ、色打掛の豪華さに負けないようヘア装花でコーディイネートするのがおすすめです。

引き振袖+レトロな洋髪+髪飾りのコーディネート例

引き振袖では大正ロマン的なレトロなイメージにすると個性が引き立つと思います。

ヘア飾りも小さなお花をつける、というよりは大きめの髪飾りをつけたり、ふんわりヘアアレンジよりは前髪のウェーブ感を生かして控えめにまとめるのが大正ロマンな花嫁のコーディネートです。

【まとめ】

いかがでしょうか。和装で少人数結婚式をお考えの花嫁のために和装の種類や衣装にかかるレンタル費用、和装を楽しくきていただくための小物紹介からヘアスタイルやコーディネート術まで、すみからすみまで徹底解剖してみました。

ご両親が喜ぶ和装で少人数結婚式、というプレ花嫁さんのお役に立てましたら幸いです。


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